Cochem:ぶどう畑を見にモーゼル川へ

今週末は本当にいいお天気!
ドイツでは日曜日になると閉店法でお店が全て閉まる。
その中でも特別に許可を得たレストランや観光地のお店は営業していることもあるので、日曜日はドイツの観光地や近隣国を訪れるのに最適だ。

そんな晴れた日曜日…
デュッセルドルフから約160キロに位置するリーズリングワインで有名なモーゼル地方の Cohem – コッヘムへ向かった。
秋の収穫時期に向けてぶどう畑やワイナリー見学ができればと思って向かったが…
昨日の今日という思いつきでは予約は取れるはずもなく…
これも、またの機会までお預けとなった(笑)

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そんなコッヘムは先月始めにアウグスブルクへ向かう列車の車窓から見た素敵な景色とその最寄り駅を写真に収めていたのを思い出し、行ってみることに。
コッヘムは人口5000人ほどの小さな町。
近郊からの観光客は多いが外国人観光客は少なく、ガイドブックには載っていない古い歴史を持つ素敵な町だ。
この町はケルト人の入植から始まり、後、ここに砦を構えたローマ帝国に追い出された。
戦術的にも価値が高い立地はドイツの様々な諸侯間や17世紀にはフランスも加わっての取り合いになり、町は何度も破壊されたそうだ。

現在の再建された町は素晴らしく維持と保護が行き渡り妙に自分がその場所に打ち解けている感覚をおぼえる。
ヨーロッパの小さな田舎町に行くといつも感じる感覚…
無理に「いま」に合わせようとしない。合わせようとする必要性も感じない。
もちろん、多少は「観光地」という要素は存在するが、地元の方々の生活も感じることができるバランスが絶妙だ。
何はともあれ、代々地元の方々が自分たちの町を自分たちの手で守ってきた温かみを感じる。

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そんな町並みを愛自転車ブロンプトンで流し、先ずはお腹を満たすことに(笑)
田舎町に来るとやはりドイツご飯が主流となるので昨日のシュニッツェルとかぶらないステーキ屋さんに入った。
どこまでも「肉」を愛するドイツ人!我々も「豪には豪に従え」ということで、こってり感たっぷりのアングスステーキ・ゴルゴンゾーラチーズ・ソース添えと豚肉ステーキのペッパー・ソース添えを頂いた。
もちろん、リーズリングワインを片手に…これまたペロリと(笑)
いままで頂いたリーズリングワインは比較的に甘口だったが…
今回は肉料理にも良く合う Halbtroken(中辛口)を頂いた。
サラッとしていてとても飲みやすかった。

皆さんはドイツワインは飲まれますか?

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満たしすぎたお腹をコーヒーで落ち着かせ…
小高い丘の上にそびえ立つライヒスブルグ城へと向かった。
マーケット広場を抜けて…

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旧市街地の小道には多くの人々が休日を楽しみに来ていた。
洞窟の中にあるワインセラーの様なワインショップやローカルパブがたくさん並びワイン片手に楽しそうな声が聞こえて来る。

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曇り空の下に広がるぶどう畑から見上げるお城は迫力があった。

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急な坂道や階段を自転車を持って登りきった。
道中、愛自転車を “Shöne – 素敵” や “Cool” と言って頂けて気分は上々♪
足取りもほんの少しだけ軽くなったような(笑)
ちなみに、このブロンプトンは本当に良くできていて、行く先々でお褒めの言葉を必ず頂く優れもの。
これに関してはまた別の機会に…
途中、一緒になったドイツ人老夫婦は少々息を荒げながらのニコニコ顔で “帰りは楽ちんね♪” と言いながら一緒に登った。
頂上から見えるモーゼル川沿いの町の景色も素晴らしかった。

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もちろん、お城はおとぎ話にでも出てきそうな “想像通り” の形をしていた。

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何度も破壊と再建を繰り返したお城の中に入れるツアーを見つけ参加することに。
ガイドはもちろんドイツ語…
しかし、日頃の行いの良さがここにも!?
米国から来ていた特別に組まれたツアーに運良く便乗することができ面白いガイドさんの説明を聞くことができた。
フランス軍が徹底的に破壊したお城は再建が放棄されていたが、ナポレオンの島流しを機にコッヘムはプロイセン領土とされ再建が始まった。

このお城の廃墟は、当時300マルク(現在の約150ユーロ=約2万円)という破格の値段でベルリンの商人(フランス人)が愛する奥様のために買収、再建した。

再建にあたっては様々な凝った趣向が施された。
例えば、一般的には教会でしか使われないゴシック調のアーチ天井を取り入れたレディースサロン。
奥様の寝室へは図書室からの隠し扉が!
開けるに女性の扱い方が問われるちょっとした仕掛けが…
扉に掘られた女性のレリーフにあることをすると寝室への扉が開くのだ。
ガイドさんが開けかとをお客さんに質問をしてみると、「胸!胸を触るのよ!」と聞こえてきて大笑い!
また、男性が狩りでの戦利品を眺めながらお酒を楽しむ部屋の鍵にも工夫が…
酔っぱらって鍵穴が見つからなくても大丈夫!
蔦のような模様を鍵でなぞると鍵穴に導かれるというデザイン!これぞジャーマン・エンジニアリング!
そして、ロウソクを立てるシャンデリアは珍しく、マーメイドにシカの角でできた翼が…
マーメイドのお腹を女性を扱うように撫でると願いごとが叶うとか☆
(写真は左上から時計回り)

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ダンズホールの大きなテーブルには男性の裸の銅像が置かれていた。
それを見たお友達同士のおばあちゃんはクスクス笑いながら、まさに“センターピース” ねといたずらっ子そうに言っていた(笑)

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このように知恵やお金をかけて愛する奥様のために再建したが…
奥様には別に好きな人ができ離婚、その2年後に残された彼も病気で亡くなった。
なんと、悲しい結末なのだ…

だが、ガイドさんのお陰でお城を楽しく散策することができた。

こぢんまりとしたコッヘムの町を丘の上から水筒に作って来たコーヒーを飲みながら眺める。
カメラにその景色を修めるが肉眼で見た景色とは比べ物にならない。
そんな景色を目に焼き付けた。

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