Le Mont-Saint-Michel: 修道院と大聖堂

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それではさっそく本題に!

モンサンミッシェルの長い歴史は司教オベールの夢に大天使ミカエルが現れ、“モン” = “岩山” に「聖堂を建設せよ」と告げられたことから始まりました。
当時は陸続きだった岩山はオベール司教がお告げに従い指示通りの場所に小さな聖堂を建てると、岩山は一夜にして海に囲まれ孤島になったという伝説もあるとか。
このようにして西暦708年10月16日(私の誕生日と一緒!感激!)に大天使ミカエルを奉る、ノルマンディーの海に浮かぶ要塞のようにも見えるモンサンミッシェルが誕生したのです。

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大聖堂の天辺に奉られる金色の大天使ミカエル像

966年にはノルマンディー公リチャード1世によりベネディクト会の修道院が設置されたのをきっかけに修道院は増改築を繰り返し13世紀頃に現在の形になったとされています。
11世紀に入ると岩山の頂点にロマネスク様式の大聖堂が建てられ、12世紀にはイギリスの王権が弱まると共にフランス王フィリップ・オーギュストによるノルマンディーの征服を機にゴシック様式のクロイスターと食堂を頂点に置いた3階建て2棟が寄贈されました。

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クロイスターの支柱の二段重ねは天井の重みを支えるためとはいえ、
中庭の景色に奥行き感を持たせ素晴らしい。

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穏やかな空気に包まれた回廊は瞑想の場所だったとか…
私もここで瞑想がしたいなぁ。
木造の天井アーチも素晴らしい!

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石造りの食堂の天井も木造でどこか温かみを感じる…

14世紀に英仏は百年戦争(1337年~1453年)へと突入、その際には城塞として使われ修道院は閉鎖されました。
→ なるほど!だから要塞にも見えるわけだ…

百年戦争が終結すると、モンサンミッシェルが戦乱を乗り切り、フランスを勝利に導いた大天使ミカエルへの人々の崇拝が高まり巡礼ブームに拍車がかかったとか。
フランス国内外、ヨーロッパ中からこの聖地へたくさんの人々が巡礼にやって来たそうです。

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天井の高い明るい迎賓の間はからはワイワイ声が聞こえてきそう…

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大きな迎賓の間を温める大きな暖炉!バチバチと薪が燃える音が聞こえてきそうだ…

15世紀にはロマネスク様式の内陣がゴシック・フランボワイアン様式のものに置き換えられたそうです。
また、フランス革命から第二帝政時代までは監獄として姿を変えた時期も…
→ 監獄だった面影はまり感じなかったなぁ。

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1000年から1010年の間に完成されたロマネスク様式の修道院聖堂は1421年に
崩壊してしまい、
その後現在のゴシック・フランボワイアン様式の姿に置き換えられた。

その後、16世紀から現在に渡りふたたび修道院に復して年間を通して一般公開されています。

この様な歴史を経たモンサンミッシェルに私がこうして現在訪れている。
歴史は続いているんだなぁ。

現在は本土と結ばれている防波堤道路沿いに延びる遊歩道をマイペースに景色を眺めながら歩いたり、無料シャトルバスに乗ったり、観光シーズンには有料馬車式シャトルバスで渡ることができます。
私たちはというと…
車移動の時には必ず持って行く愛自転車ブロンプトンで快適サイクリング♪
確かに快適だったけど海風が寒かったなぁ。
(※自転車に関する注意は最後に記載してあります。)

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しかし、当時は交通の便も発達しておらず大変なものだったそうです。
道中には強盗や疫病、戦争などと多くの危険が待ち受けていたりと…
やっと聖地が見えたと思っても、防波堤道路という便利な道は当然なく、最後には引き潮を待って砂浜を渡らなければなりませんでした。
少しでも渡る時期がズレてしまうと一気に押し寄せる大波に飲み込まれて命を落とすものも多かったとか。
滞在中、潮が満ち引きを見ることができましたが、安全な所から見ている分には素晴らしく美しいのですが、そこを渡ると思うと恐ろしい早さでした。
モンサンミッシェルへの巡礼の旅に出るものは遺言書をしたためたというのですから、それだけ命がけだったことが再度納得できました。

早朝と言っても日の出が8時過ぎなので、全く早朝でもないのですが…
モンサンミッシェルをじっくり眺め、島内をゆっくりお散歩してきました。
人数も少なく静かな島は現代的な雰囲気は最小限に控えられ、それこそ中世にタイムスリップしたようでした。
なんとなくですが、ハリーポーッターの世界、特にメイン通りのグランド・リューはダイヤゴンアリーに迷い込んだような気分になり妄想も膨らむ一方です(笑)

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現在の私たちは巡礼ではなく観光というカタチですが、これから100年、200年、500年後の歴史にはどのように記されるのだろう。
観光客はもしかして “当時の新種巡礼者” として記されていたりして(笑)
そして、今から1000年後の人々はもしかしたら宇宙からこのモンサンミッシェルを眺めていたりするのかなぁ?
なんて、急な狭い階段を登りきった時に見えた景色を眺めながら思い浮かべたり…

当時の巡礼者とは比べ物にもならないけど…
ここに来れて、ここの空気に包まれて、少しでもここで時間を過ごすことが出来て本当によかった。
大聖堂や修道院の中のどの空間でもどこかホッとする潮風で洗われた澄んだ空気が流れ、何時間でも座っていられそう。
目を閉じると他の観光客の声が自然とフェードアウトし、当時の方々の声や雰囲気が思い浮かぶような不思議な感覚…
心が落ち着き、どこか魂が洗われる感覚を抱き幸せな時間でした。

必ずまた何度でも訪れたい場所、モンサンミッシェル…
皆さまもぜひご自分の目で見てカラダで感じて欲しい!

☆おまけ動画☆
旅先ではずっと写真のみ撮る派でしたが…
最近、動画を撮るのにハマっています。
撮影、編集技術は全くの素人ですがよかったら見てくださいね♪
モンサンミッシェルの島内をお散歩した時の様子が見れます。
まだ行かれたことのない方は行きたくなるかも♪


※自転車走行に関する注意!
この防波堤道路を自転車で走行できる時期と時間が決められています。

走行不可能時期と時間
4月1日~9月30日:10::00~18:00
上記以外は基本的に可能ですがモンサンミッシェル島内での自転車移動は不可能です。
また、島内での駐輪も不可能です。
訪れた時期(2014年1月4日現在)では防波堤道路手前(ビジターセンター側)には駐輪スペースあり。

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